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Q-Dayは遠い将来の出来事ではなく、目前へと加速度的に近づく“デッドライン”

2025.11.25

The AI Journalに掲載されました、Forward Edge-AICEOEric Adolpheの記事をご紹介致します。

 

<要約>

量子コンピュータが現在の公開鍵暗号を破る「Q-Day」は、将来の問題ではなく、今まさに迫っている現実的な脅威だと専門家たちは警告している。量子技術はここ1年で急速に進歩し、Q-Day2030年代ではなく、この10年以内、早ければ2026との見方も出ている。

量子脅威はすでに始まっており、

● Harvest Now, Decrypt LaterHNDL:通信を今盗み、後で量子で解読する。

● Trust Now, Forge LaterTNFL:将来量子で署名偽造し、アイデンティティとサプライチェーンを破壊するといった攻撃が現実化している。

 

世界の政府は急速に動いており、

● シンガポールやEU2026年までにPQC義務化

● 米国の大統領令14144NSM-10PQC移行を即時指示

● NISTPQC標準化を完了

● 日本の金融庁(FSA20254月ガイダンスでも「今すぐ準備を始めよ」と明確に警告


一方、多くの企業はレガシー環境で移行が難しく、長期のソフトウェア更新には耐えられない。

そのため現場にすぐ導入できる量子安全ハードウェアが必要となっている。

Forward Edge-AI Isidore Quantumは、その要件を満たす唯一の実用製品として紹介されている。

主なポイント:

● NIST標準(ML-KEM, AES-256-GCM)対応のPQC暗号化付きワンウェイデータダイオード

● 方向性だけでなく暗号化も確保し、HNDL/TNFLの両方に対応

● 米陸軍・海軍・空軍・宇宙軍・Microsoft等の23件のパイロットで実証

● 0.5ms以下の遅延、2Gbpsのスループット、8W未満の省電力

● 物理レベルでの自律フェイルオーバー(1ms未満)

● AIによる攻撃検知と自律隔離


IsidoreQuantumは既に台湾の中央大学に輸出されるなど、世界初の実運用レベルのPQCワンウェイデバイスとして実績がある。

 

まとめ:

● Q-Dayの到来は予想より早い

● PQC移行は数年単位の大規模作業であり、遅延はリスクになる

● 行動を遅らせることは“慎重”ではなく、“危険”である

● Isidore Quantumは、今すぐ導入可能な量子安全ソリューションである

 

<原文>

https://aijourn.com/q-day-is-not-a-future-event-its-a-deadline-accelerating-toward-us/

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