新年度ご挨拶
2021.04.01
アスピレイション株式会社代表取締役の石塚宏一です。
令和3年度となる本年も、アスピレイションは日本と世界のセキュリティ向上の為に一層尽力して参りたいと思います。
昨年度は新型コロナウイルスの流行で多くの企業が影響を受け、人々の働き方、生活のパターン、種々の価値観が変わり、新たなる時代への大転換期の始まりの年として、歴史に刻まれることとなるでしょう。企業家の経営戦略、起業行動にも変革をもたらし、新しい業態のビジネスが成長し、DXを積極的に進める業務改革が益々広まります。日本の多くの企業においても、リモートワークやウェブ会議、業務のデジタル化など様々な面で働き方の変化が起こり、定常化しました。
しかし、デジタル化が進むに連れサイバー攻撃や情報漏えいなどのサイバー上のリスクが非常に高まった一年でもありました。特にリモートワークなどの脆弱なセキュリティ環境を狙ったサイバー攻撃やコロナ禍での混乱に乗じたフィッシング攻撃などの被害が急増しています。また、既存セキュリティシステムが検知できない最新の攻撃技術を用いたゼロデイ攻撃や、巧妙に準備されたスピアフィッシングなどの標的型攻撃など、これまでのセキュリティ対策だけでは守りきれない事例も増えています。
このような環境の中で昨今注目されているセキュリティ手法が、ダークウェブなどでのサイバー攻撃の予兆の検知や、OSINT技術を用いて組織のどこに脆弱性が潜んでいるかを正確に把握する調査を行い、将来のサイバー攻撃に対して適切な対策を講じる、いわゆる「脅威インテリジェンス」を活用したプロアクティブなセキュリティ対策となります。そしてそこで最も重要なことは「ハッカーと同じ視点を持つ」ことで、脆弱性を検知することです。ハッカーが対象となる組織を攻撃する際に行う事前の情報収集やあらゆる糸口からの侵入、そして情報の搾取までを想定し、起こりうるサイバー攻撃の脅威へ対策を取ることがポイントとなります。
アスピレイションでは、イスラエルの最先端のAI技術や実戦経験を活かした最新の脅威インテリジェンスサービスを幅広く提供しております。お客様の課題に合わせた最適なサービスを提供可能ですので、是非一度ご相談をいただけますと幸いです。
本年度も何卒よろしくお願いいたします。