ウクライナ情勢でドローンの利用が活発化 アイアンドームの有効性にも注目
2022.03.18
アスピレイション株式会社セキュリティチームです。
ロシアによるウクライナへの侵攻が続いていますが、この戦争において両軍におけるドローン(無人航空機)の利用が活発化しています。ウクライナ軍がトルコ製のドローンを用いてロシア軍の戦車を攻撃した映像は広く報道された他、ロシア側の偵察用ドローンがウクライナ周辺で多く目撃されるなど、益々その活用が注目されています。
■参考:
・ウクライナ軍 森に潜伏“ロシア軍拠点”一斉攻撃…ドローン映像公開
https://news.tv-asahi.co.jp/news_international/articles/000248123.html
・ロシア製偵察用ドローンがルーマニア北部で墜落
https://balkaninsight.com/2022/03/15/russian-made-drone-crashes-in-romania-near-ukraine-border/
・ロシア製ドローン、ポーランドへ飛行後ウクライナ領空で撃墜
・ロシアは中国に武装ドローン提供要請、米が欧州に警告-関係者
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-03-15/R8RJYGT0G1KW01
3月9日に米国シンクタンクのアトランティック・カウンシルが発表したレポートでは、米国とNATOにおけるウクライナへの支援の内容として最も有効なオプションが「UAVの提供」であると報告されています。そして、16日にバイデン大統領は、ウクライナへの8億ドルの追加支援、ドローンや対空システムの提供を発表しました。
■参考:
・Atlantic Council報告書:
"WHAT ARE THE RISKS AND BENEFITS OF US/NATO MILITARY OPTIONS IN UKRAINE? OUR STRATEGIC RISK CALCULATOR HAS ANSWERS"
・米、ウクライナに8億ドルの追加支援 対空システムやドローン提供
https://jp.reuters.com/article/ukraine-crisis-usa-biden-arms-idJPKCN2LD2D6
また、同報告書ではUAV提供に次ぐ有効なオプションとして、ミサイル防衛システムのアイアンドームの提供が挙げられています。アイアンドームはイスラエルが開発した自動ミサイル迎撃システムであり、昨年パレスチナのガザ地区から発射された数千発のミサイルを迎撃したことでも注目を集めました。
アイアンドームの開発元であるイスラエル国有の防衛・セキュリティ企業のラファエル社(Rafael Advanced Defense Systems)では、同システムの他に対ドローン防衛システムである「ドローンドーム」や、サイバー防衛システムである「サイバードーム」など、高度なディフェンスソリューションを提供し、イスラエルの他、様々な国へ配備が進んでいます。
アスピレイションではラファエル社の戦略的提携パートナーとして、ドローンドームやサイバードームの取り扱いを行っておりますので、ご興味をお持ちの際は是非お問い合わせをいただけますと幸いです。
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