AI技術の発展とOSINT – リスク評価システム
2022.05.11
アスピレイション株式会社セキュリティチームです。
今回は、弊社のパートナー企業であるイスラエルを代表するOSINTソリューションの提供企業であるRescana社のブログ記事をご紹介いたします。
■The AI-bots are coming (to OSINT) ※英語
https://www.rescana.com/post/the-ai-bots-are-coming-to-osint
以下、概要抜粋となりますのでご参照ください。
OSINT (Open-Source Intelligence) という概念は戦中での作戦行動として生まれ、当初はその主たる役割は対象国の新聞やニュースの断片、発表報道などを収集することとされており、専門の担当官によりその業務が行われていました。
その後、インターネットの発達とデジタル化の時代を迎え、インテリジェンスの幅は大きく広がりました。そして、サイバーセキュリティの業界においても、OSINTは非常に重要な手法となってきています。
今日ではOSINTの対象領域はとても広く、 PAI (publicly available information:一般公開情報)や、CAI (commercially available information:市販情報)などで構成されており、そこには公共情報、ソーシャルメディアの情報、データベース、人的情報ソース、ダークウェブなどを含むインターネット上の情報など、多くのソースからの膨大な情報が含まれます。
そしてその膨大なデータ量から、意味のある情報を収集、精査、分析するためには、AI技術が不可欠なものとなりました。非常に多くの、そして精度もまばらな情報の中から正確に、かつリアルタイムに必要な情報を精査し、組織にとって意味のあるインテリジェンスとしてしょりするために、AIによる判断が非常に効果的に活用されています。
OSINTを活用する上で重要なポイントは、正確性とリアルタイム性です。どれだけ多くの情報を集めても、それが組織にとって不必要な情報であれば意味をなしません。また、正確な情報であったとしてもそのデータが最新のものでなければ、最新の攻撃やリスクへの対処ができなくなってしまいます。
このAI技術の発展によって、OSINTはセキュリティ領域においても非常に重要な役割を担うことができるようになり、今では世界中でサプライチェーンの管理、組織のセキュリティ評価、国家安全保障まで幅広く使用されています。
アスピレイションでは、イスラエル最先端のOSINT技術を持つRescana社との提携により、リアルタイムで高精度のリスク管理プラットフォームを提供しております。
POC等のトライアルご利用についてもご相談いただけますので、ご興味をお持ちの方は是非お問い合わせください。
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