サイバートラスト社との「リモートワーク環境緊急セキュリティ診断サービス」業務提携開始
2020.04.22
アスピレイション株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:石塚 宏一 以下、アスピレイション)は今月発表いたしました「リモートワーク環境緊急セキュリティ診断サービス」について、4月22日よりサイバートラスト株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:眞柄 泰利 以下、サイバートラスト)においても同サービスの提供を開始いたしましたことをお知らせいたします。
サイバートラストは、本診断サービスのほか、テレワークにリモートで導入できるセキュリティ対策として端末認証用証明書発行管理サービス「サイバートラスト デバイス ID」の活用を推進しています。「リモートワーク環境緊急セキュリティ診断サービス」と組み合わせた総合的なサービス提供によって、より安全な環境でのリモートワークの実施と企業のBCP対策を支援します。
<リモートワーク環境緊急セキュリティ診断サービス提供の背景>
世界中で新型コロナウイルスの感染拡大による混乱が増加する中、この騒動に乗じて詐欺を行うフィッシングメールの送付や組織のウェブサイトへの攻撃など、悪質なサイバー犯罪が多発しています。
Europol(欧州刑事警察機構)が今年3月に発表したレポートでは、非常事態宣言が発令されたチェコの都市ブルノにあるブルノ大学病院がサイバー攻撃を受け、ITシステムのシャットダウンを余儀なくされ、緊急手術の延期などを行う事態となったことが報告されています。
また、EU加盟国の企業において、マスクなどの医薬品販売をうたった会社への注文による詐欺にあい、660万ユーロを失うといった具体的な被害も出ています。
アメリカでも、3月15日に保健福祉省がウェブサイトへ大量のアクセスを一度に行うサイバー攻撃を受けたという報道がされており、世界中において医療や保険機関だけではなく一般企業や個人をターゲットとしたサイバー犯罪の事例が急増しています。
日本では4月7日の安倍首相による緊急事態宣言の発表などを受けた外出自粛の要請等により、企業のテレワーク/リモートワーク導入が進む中、自宅PCやネットワークの利用など、様々なセキュリティ上の脆弱性が指摘されています。そのような状況の中、4月14日にはNISC(内閣サイバーセキュリティセンター)から「テレワークを実施する際にセキュリティ上留意すべき点について」という趣旨の注意喚起が発表され、VPNの利用や堅牢なパスワード・多要素認証の導入、端末や機器のアップデートなど複数の指標が提示されております。
このような環境下での自社のセキュリティ体制が十分かどうか、また何から対応すればよいか等でお困りの企業様に向けて、アスピレイションはリモートでの業務環境に特化した、短期間で完了する緊急セキュリティ診断サービスの提供を開始いたしました。
リモートでのアクセスや情報管理における脆弱性の発見と、それらを改善し、安全なリモートワーク環境を構築していただくための推奨策のご提案などを最短7営業日から、遠隔作業による完全非接触でのサービス提供を行っておりますので、この機会に是非一度お問い合わせください。